
斜頭症マッサージのやり方について|頭の形の施術方法を紹介

当店「あたまぁる」は東京都八王子市にて、生後4か月の赤ちゃんから9歳のお子様の方々へ頭の整体施術を提供する事業をしております。
当ホームページでは、ゆがみ・いびつの経緯、施術方法について紹介していきます。
頭の形のゆがみ・いびつについて
当店で施術を受けられている0歳から5歳のお子様50人を対象にゆがみ・いびつが生じた経緯について親御様からお伺いした情報を紹介していきます。
・50人の内、0歳にゆがみが発生した後に1歳を過ぎて来店された14人の親御様からは。
当時からあまり良くならないという声が4人。
多少良くなっているが、まだゆがみが残るという声が10人でした。
ゆがみ方について

・頭を真上から見た後頭部の斜め平坦
右斜め前に向かう:25人
左斜め前に向かう:22人
左斜頭に比べて右斜頭が若干多いです。
施術者の主観で、47人の斜頭の内、頭の前後が短く見える方は14人。頭の前後が長く見える方は2人でした。

頭の横幅が広く、前後が短く、絶壁、左右のハチ張り:3人
3人の親御様からは、寝ている時に上しか向かなかったと伺いました。
・長頭:0人
当店では後頭部が斜めにゆがんで来店されるお子様が多いです。
性別について
・男性:29人
・女性:21人
約3:2の割合で男性が多いです。
出生時の体重
・1000g~1499g:1人
・1500g~1999g:0人
・2000g~2499g:3人
・2500g~2999g:21人
・3000g~3499g:21人
・3500g~3999g:4人
体重に関わらずゆがみが生じる可能性があるようです。
分娩状況
・自然分娩:29人
・帝王切開:13人
・吸引分娩:7人
・鉗子分娩:1人
帝王切開で出産された赤ちゃんの親御様からは、胎児期に頭があばら骨に当たっていたと伺いました。また、13人の内10人に向き癖があったと伺いました。
吸引分娩で出産した7人の内5人の赤ちゃんに出産直後からゆがみが見られたと伺いました。
来店されたお子様は何人目?
・1人目:28人
・2人目:20人
・3人目:2人
初産に多いですが、2人目も少なくはありません。
また、2人目の親御様に多く伺うのが、上の子の面倒に手がかかってしまい、寝かせている時間が長くなってしまったという声です。
向き癖の有無
・有:38人
・無し:9人
・わからない:3人
38人の内36人の方に、出産直後から向き癖があったと伺いました。
ゆがみに気が付いたのはいつ?
・出産直後:15人
・2,3週:3人
・1か月:3人
・2か月:9人
・3か月:16人
・4か月:1人
・5か月:0人
・6か月:2人
・それ以後:1人
出産直後と生後3か月からゆがみに気が付いたという声が多いです。
生後1か月頃に斜頭が現れた赤ちゃんの親御様からは、生後3か月頃にゆがみが悪化したが、その後落ち着いて生後6か月頃に改善したと伺いました。
耳の位置のずれの有無

50人中12人の赤ちゃんの親御様から左右の耳の位置がずれていると伺いました。
施術者の主観では、わずかなずれを含めると、50人中34人のお子様に見られました。
顔の歪みの有無

50人中5人の親御様から顔の歪みが気になると伺いました。
施術者の主観では、額の形、目の大きさに若干の左右差が見られる方を含めると、50人中36人に顔の歪みが見られました。
斜頭症マッサージと異なるやり方

当店では斜頭症や絶壁頭を治すというよりも、左右のゆがみを調整することが施術の目的になります。
例えば、頭蓋変形に対し頭を押す、こねる、さする、なでる、揉む、引っ張るなどのマッサージをします。
すると、頭蓋は凹んだり、壊れたり、位置が動いたりしないように内力が抵抗するため、ゆがみが調整されないことです。
そのため、穏やかに頭皮の表面を触れてる程度の力加減で調整を行います。

施術方法を紹介

・ベッドの上で施術を受けられる方の姿勢として
頸のすわりがまだのお子様は、基本的にあおむけ寝の姿勢で行います。
※なお、向き癖が強い場合は、抱っこをお願いすることもあります。
頸がすわったお子様は、保護者様がベッドの上もしくは椅子に座って対面抱っこをお願いしています。
その上で、施術者は頭の後ろ側から調整を行っていきます。
2,3,4歳のお子様は、座り姿勢になり行います。
5歳以上から、頭の成長により頭蓋の剛性が高くなるため、あおむけの姿勢で頭に重力を加えながら行います。
後頭部の斜め扁平に対して

0歳から1歳半未満の赤ちゃんは、両手で頭全体をおおうように頭皮の表面を触れます。そして、触れたまま持続する調整を行います。

または、片手で後頭部を触れて頭を支えます。そして、斜め側の前頭部から頭頂部を手全体で穏やかに触れたまま手の位置を持続させます。
1歳半から5歳未満のお子様は、左右の前頭部から頭頂部、もしくは左右の前頭部から側頭部を両手全体で包むように触れます。そして、胸郭の動きに伴い頭皮の緊張が緩んだタイミングで、後頭部に向けて力を加える調整を行います。
または、片手で後頭部を触れて頭を支えながら、もう片方の手全体で斜め側の頭頂部を触れます。そして、頭皮が緩んだとき、後頭部に向けて力を加えます。
5歳以上の方はあおむけになり、左右の側頭部もしくは左右の頭頂部を両手全体で触れます。そして、胸郭の動きを見ながら後頭部の膨らみがあったとされる方向に力を加えます。
または、片手で後頭部を軽く持ち上げながら頭を支え、もう片方の手全体で斜め側の頭頂部もしくは側頭部を触れます。そして、胸郭の動きを見ながら後頭部の中心に向けて力を加えます。
側頭部の調整

・左右もしくは片側の側頭部に膨張が見られる場合
0歳の赤ちゃんから5歳未満のお子様は、両手全体で左右の前頭骨もしくは頭頂骨の外側から側頭部を包むよう触れ、胸郭の動きを見ながら手の位置を持続させます。
5歳以上の方はあおむけになり、片方の手で片側の側頭部を触れて頭を支えます。そして、もう片方の手で片側の頭頂骨の外側から側頭部を包むよう触れ、胸郭の動きを見ながら後頭部に向けて力を加えます。同じように、反対側の側頭部にも調整を行います。
・左右の耳の位置がずれている場合
0歳の赤ちゃんから5歳未満のお子様は、左右の前頭部から側頭部にかけて両手全体で触れたまま手の位置を持続させるか、もしくは頭皮が緩んだタイミングで微弱なせん断の力を加えます。
5歳以上の方はあおむけになり、両手全体で左右の頭頂部から側頭部にかけて包むように触れたまま同様の調整を行います。
額の左右差について

額の施術は、前側頭泉門が閉じる1歳の頃から行っていきます。
右側の前頭部に膨張が見られる場合、右側の冠状縫合を基準に右手は頭頂骨、左手は前頭骨を触れます。そして、胸郭のリズムに合わせながら左手で左側の前頭骨に向けて穏やかに力を加えます。あおむけの姿勢で行う際も、同様のやり方で調整を行います。
ハチ張りの施術のやり方

0歳から1歳半未満の赤ちゃんは、両手で頭全体をおおうように頭皮の表面を触れ、穏やかに頭を包むようにしたまま手の位置を持続させます。

1歳半から5歳未満のお子様は、両手全体で左右の前頭骨から左右のハチを包むように触れたまま手の位置を持続させ、胸郭の動きを見ながら後頭部に向けて力を加えます。
5歳以上の方はあおむけになり、片手で後頭部を軽く持ち上げて頭を支えます。
その上で、もう片方の手全体で片側のハチを包むように触れて、そのまま持続させる調整を行います。そして、手を変え、反対側のハチに同様の調整をしていきます。
頭頂部の突出に対して

0歳から1歳半の赤ちゃんは、片手で後頭部に手を添えながら頭を支えます。その上で、もう片方の手全体で、頭頂部の前側もしくは後ろ側を包むように触れたまま手の位置を持続させます。
1歳半から5歳未満の方は、片手で後頭部に手を添えながら頭を支え、もう片方の手で頭頂部全体を触れます。そして、頭皮が緩んだタイミングで頭頂部から後頭部に向けて微弱に力を加えます。
5歳以上の方はあおむけになり、両手の全体で左右の頭頂部を触れたまま、胸郭の動きに合わせて手の位置を持続させます。

頭頂部の増高が強い場合は、両手全体で左右の側頭部を包みながら頭を支えます。そして、胸郭の動きに合わせて母指の指腹で頭頂部を触れたまま手の位置を持続させます。

5歳以上の方は、片手で後頭部を軽く持ち上げながら頭を支えます。その上で、もう片方の手で頭頂骨を包むように触れたまま手の位置を持続させます。または、胸郭の動きに合わせて頭皮の緊張が緩んだタイミングで後頭部に向けて微弱に力を加える調整を行います。

・頭頂部の縫合が膨張している場合
0歳から5歳未満の方は、縫合の境目を分けている前頭部と頭頂部を両手全体で穏やかに触れます。そして、胸郭のリズムを見ながら手の位置を持続させます。
5歳以上の方は、片手で後頭部を軽く持ち上げて頭を支えます。その上で、もう片方の手全体で冠状縫合の境目から頭頂骨を触れ、胸郭のリズムに合わせて手の位置を持続させます。