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​斜頭症のマッサージのやり方とは?2歳からの施術方法を紹介|あたまぁる

あたまぁるは、赤ちゃんの時期に発生する斜頭症や絶壁頭などの原因となる頭の歪みに対し、頭の整体施術を提供する事業を東京都八王子市で行っています。また、施術を受けられる年齢は、頭蓋の骨格構造が完成した2歳からとなります。

当店のホームページは、多摩地区の方々や地方の方々、東京都心へ施術を受けることに対して距離を感じる方々に見て頂けたら幸いです。

ホームページではイラストと画像の一覧を交え、斜頭症とそのマッサージのやり方について、当店の頭の歪みに対する施術方法について、施術の通い方について、当店の子供の運動発達に与える影響についての情報を紹介していきます。​また、頭蓋に力が加わった時と材料に力が加わった時の変形の仕方は、類似している部分が多いです。そのため、視点を変えて医療の考え方というよりも、材料力学を基に解説しています。​頭の整体施術のご予約・アクセス・営業時間はこちら

斜頭症とは

後頭が扁平に変形したイラスト

斜頭症はギリシャ語で斜めの頭の意味が由来した言葉で、主に胎児期から生後6か月未満の赤ちゃんの頭蓋に発生する変形です頭を真上から見ると、一方の側の後頭や側頭が扁平な形を現わします。

一方の側の後頭が扁平と併せてもう一方の側に頭が傾いている変形のイラスト

また、一方の側の後頭や側頭の扁平と併せて、頭蓋の中で歪みが累加されると、もう一方の側に向かって頭が斜めに傾いた形状を現わします。2歳からの施術方法ついてはこちら

​変形する経緯とは

斜頭症の変形の経緯を矢印で示したイラスト

斜頭症が発生するきっかけは、赤ちゃんが仰向け姿勢で頭のみを左右どちらか傾けた状態になったときから始まります。そして、頭蓋内に自身の頭の荷重に耐え得る許容範囲を超えた応力が生じると同時に、歪みが生じます。

頭が右側に傾いた場合の変形の仕方は、右側の後頭が床面などの面に接し、左側の前頭から床面に向けて頭蓋に力が作用すると 、頭蓋内に縦と横方向の二軸性の引っ張り応力が生じます。同時に、右側の前頭と対角側に位置する左側の後頭を押し出す歪み、反対側の左側の前頭と対角側に位置する右側の後頭を圧縮する歪みが生じます。これが頭蓋で重なり加わることで斜頭症の形に変えていきます。

頭蓋に発生する二軸応力は、一軸応力の場合の二分の一の応力で斜頭症の歪みを許す降伏が始まります。そのため、斜頭症の変形を短期間で許しやすくなり、気が付いたら頭の形が歪んでいたケースも少なくありません。斜頭症のマッサージのやり方についてはこちら

​赤ちゃんの頭は右側へ傾きやすくなる

胎児が頭を下にして正常な位置にいるイラスト

赤ちゃんは出産直後から頭が右側へ傾きやすくなります。胎児が妊娠後期中に左側後頭が骨盤内の恥骨側に位置する正常な胎向を作ることが原因です。このことから、胎児は頭のてっぺんを産道向けて、右側に頭を傾ける動作を繰り返しながら産道入り口に頭を嵌めこむ行動をします。

頭が右側へ傾きやすくなるまでの経緯は、胎児が頭の位置を下に向けて妊娠後期の正常な胎向を作る際に、胎内の形状に応じて身体を右側へ回旋する行動から始まります。妊娠35週目に入ると、産道入口付近で胎児の頭蓋が成長し大きくなることで、産道入り口付近の形状から頭が右側に傾き始めます。そして、頭が産道入り口付近で徐々に窮屈になることで、胎児は頭を右側へ傾ける動作を妊娠40週目まで繰り返します。以上の経緯により、赤ちゃんは出産直後から頭を右側に傾ける行動をしやすくなります。

また、頭を右側に傾けた位置で固定されていると、左側の前頭は仙骨、右側の後頭は骨盤内の一方の外側に対して力が作用するため、妊娠後期中に斜頭症を発症する可能性があります。

右側に頭が傾く赤ちゃんが多くなれば、後頭の変形が右上斜め扁平に向かう斜頭症の割合が多くなる可能性があります。また、妊娠35週未満で出産した赤ちゃんも仰向け姿勢で頭が右側に傾きやすいため、出産に向けて生命が誕生したときから備わっていると考えられます。

​日本人の育児と出産直後の赤ちゃんについて

日本人は仰向け寝の姿勢で育児を行うため、床や布団、ベッド、マットレス、枕などの寝具と頭の後ろ側が面に接します。また、横抱きをしている時も腕、肘、手が頭の後ろ側と接し頭を支えます。そして、生後間もない頭の大きさは身長の4分の1を占めるため、身体と同じくらい頭が重くなります。また、頸の前側の筋と胸筋が弱いため、赤ちゃんは自力で頭を浮かせることが出来ません。

そのため、赤ちゃんの頭の後ろ側が面に接する時間は必然的に長くなり、頭蓋に力が作用する時間も併せて長くなります。以上のことから、赤ちゃんが立ち歩きを始めるまでは斜頭症のリスクを抱えていることになります。

歪みが累加することで重症化に繋がる

赤ちゃんの頭蓋内が抵抗出来る許容範囲を超えた面の硬い場所で、頭が傾いた位置のまま持続的に長時間寝ていることで、斜頭症の重症化のリスクとなります。生まれて間もない赤ちゃんの頭蓋に力が作用すると、頭蓋泉門や軟弱である骨の間の連結の部分に応力が集まりやすくなるからです。そのため、赤ちゃんの頭蓋には2軸性応力の発生に加えて長時間寝ていることで、頭の繰り返し荷重が頭蓋内に応力集中を発生させます。

結果として、何回荷重を与えても頭が歪まない疲労限度を超えた疲労破壊を起こし、歪みを更に累加させます。

頭蓋変形を発症すると

斜頭症を発症すると、寝返りが行われる時期に寝返り動作をしなくなったりします。赤ちゃんは斜頭症の変形が始まっているときも、頭の傾いた位置を好み居心地を覚えてしまうことが原因です。結果として、斜頭症の重症化に繋がります。また、頭の前後が長い斜頭症の変形をもつと、仰向け寝の赤ちゃんの頭は左右どちらかに頭が横に倒れるように傾いてしまいます。すると、頭が傾いている側と反対側の肩が床面から浮き上がってしまいます。そのことから、寝返りが一方の側に偏ったり、身体に反り返りが生じたり、両手を組めなかったり、頸すわりの時期に遅れが生じます。

また、頭が大きく傾いていれば体幹が回旋して身体のバランスを保つため、股関節に回旋が生じます。そのことから、斜頭症を発症しやすい時期に股関節の発育が始まるため、頭が傾いている側の反対側の股関節に異形成を生じる可能性があります。​子供の運動発達に与える影響についてはこちら

頭蓋変形を防ぐ方法とは

斜頭症を発生させない方法としては、頭の後ろ側が傾いたままの位置で面に接する時間を作らないことです。そうすると、頭の荷重の力が頭蓋内に作用しないため、寝ている赤ちゃんの後頭の接している位置をこまめに変えてあげることです。しかし、頭の位置を変える方法は難しい場合があります。その理由は、頭が傾いた位置を直しても赤ちゃんは再度傾いた位置を選ぶ傾向にあるからです。そのため、頭を傾かせない方法としては、赤ちゃんと目線を合わせた対面抱っこをして顎を引かせ、指しゃぶりを促すことです。

別の方法としては、赤ちゃんの頭蓋に時間依存性の繰り返し荷重が日常的にかかったとしても、疲労限度以下の頭蓋内の応力であれば頭の形が歪みません。そのため、赤ちゃんがベッドや布団で寝ている時や育児で横抱きをしている際に、緩衝材として頭の後ろ側に折ったバスタオルを入れてあげることです。結論として、赤ちゃんの頭蓋は小さな外力でも頭蓋の弱い部分を起点に変形を発生させます。

左右の耳の位置が非対称になる

左右の耳の位置が非対称を示す頭蓋変形のイラスト

斜頭症に変形する原因の一つとなるせん断応力が頭蓋表面に生じると、左右の側頭をずらす歪みが生じることで、左右の耳の位置を非対称へ変えます。そのため、左右の側頭をずらす歪みが大きく生じると、左右の耳の位置の非対称が顕著になります。同時に、一方の側の後頭の曲がり具合がきつくなり、対角側の前頭の突出が現れると、併せて顔面変形を許す可能性があります。

また、外観上で集音作用がある耳介が左右非対称の位置を示している場合、人間は音が出ている方向を正しく認識することが出来なくなる可能性があります。歪みに対する位置合わせの施術方法についてはこちら

​顔面変形について

顔の変形の仕方を矢印で示したイラスト

斜頭症を発症すると、左右の側頭や頭頂は顔の骨と連結しているため、顔に捻じれ応力が生じます。そうすると、顔の歪みが生じ、歪みが累加することで顔面変形となって現れる可能性があります。

右側斜頭症の場合には、右側の前頭と頬骨が突出し、左側の前頭と頬が斜め扁平に変形します。そのため、頭を顎の真下から見ると、前頭、頬骨が右側から左側に傾斜して見えます。また、顔を正面から見ると、左目と比べて右目が大きくなり、鼻尖の向きと唇が左側へ向かって歪んで見え、併せて左側の後頭が膨らんで見えます。

短頭症の変形と共有する

一方の側の後頭の扁平と短頭が共有したイラスト

斜頭症は個々で短頭症と共有した変形を示します。そのため、左右の頭蓋を横方向に引っ張る歪みと横方向に引っ張る軸と直交する頭の前後が縮む歪みが生じます。頭を真上から見ると、斜めの頭と併せて左右に広い頭に見えます。また、顔を正面から見た時に額の幅の広がりや耳のより上の側頭の膨らみ、左右の耳が開いて見えます。そのため、左右の側頭をずらす歪みがあまり生じないことで、左右の耳の位置の非対称は少なくなります。

また、短頭症と共有する場合には頭頂へ向かう歪みが生じます。頭を真横から見ると、前頭に比べて頭頂が高く尖がった変形を示すことで、後頭はいわゆる絶壁頭として現れます。また、短頭症に発生する軸と直交する引っ張りと圧縮の歪みは、縦横方向で応力の方向が異なるため、通常の斜頭症の変形と同様に短期間で変形を許す可能性が高いので注意が必要です。

通常の斜頭症とやや異なる変形をする理由として

1. 赤ちゃんの頭が傾く角度が浅く、額の中心に近い部分から力が後頭と床面の接する部分に力が加わったこと。

2. 生まれつきの頭蓋の形状や強度により、頭蓋内に集中応力が生じた時の疲労破壊の仕方が通常の斜頭症の変形の仕方と異なった可能性が推測されること。

3. ​赤ちゃんは顔面頭蓋が小さく、頭蓋の前頭結節と頭頂結節の位置が高く、乳様突起や外後頭隆起の突出が少ないです。すると、赤ちゃんは顎を常に引いた状態で後頭が面と接しやすくなります。その結果、応力は後頭の下部から頭頂へ向かうことで、頭頂を上へ押し出す歪みが生じます。反対に、赤ちゃんが顎を上げた位置で後頭が面と接し頭蓋に力が加わると、斜頭症と併せて長頭症の変形と共有する可能性があります。短頭症と共有した変形の施術方法についてはこちら

​主観的な見方により対策が遅くなる

斜頭症や絶壁頭などの頭蓋変形は頭の歪みやいびつ具合が強い場合でも、外見からの主観的な見方が一致しない可能性があります。例えば、程度が強い斜頭症の変形をもったお子様の頭をご家族の方が見て、頭の形に問題があると感じる方がいます。反対に、そのままでも自然に治るから問題ないとご家族の中で感じる方がいます。そうすると、頭の形は将来的に良くなるからそのままでも大丈夫だろうという結論にご家族の中で至ることがあります。もし、物心がついたお子様が頭の形について悩んでいたとしても、場合によっては見過ごしてしまうケースに発展することも考えられます。​​​

​斜頭症のマッサージのやり方とは

斜頭症のマッサージとは、手を使い頭の変形を押す、こねる、さする、なでる、揉むなどの治療内容になります。しかし、以下の4つの理由から歪みが調整されないことです。

​頭蓋内の応力が抵抗する

頭を押した時の頭蓋内の応力抵抗を矢印で示したイラスト

調整されない理由として、頭を触れている施術者の手に力が入ると、頭蓋内に応力が生じるからです。​例えば、斜頭症の頭蓋変形に対して押す、こねる、さする、なでる、揉む、引っ張るやり方を行います。すると、血液やリンパ液の循環が向上し、頭皮の新陳代謝が盛んになる効果はあります。しかし、頭の形が凹んだり、壊れたり、位置が動いたりしないように応力が抵抗するため歪みの改善が見込めません。

また、斜頭症の変形をもつ2歳未満の子どもの頭蓋にマッサージの力が加わると、頭蓋内に疲労限度を超えた応力が生じる可能性があり更なる歪みや変形のリスクとなります。頭蓋に対する頭の触れ方はこちら

矯正作用が働かない

頭蓋の大半の骨は縫合によって連結しています。縫合は向かいあう骨と骨の間隙が狭く、身体の骨と骨の間隔が広い関節と比べて運動性が制限されるため、マッサージの効果として期待される矯正作用が働かないことです。また、マッサージのやり方は、歪んだ頭の形を正常な位置へ移動するような施術の動作が含まれません。

​変形の性質をもつ

胎児期から生後3,4か月までの赤ちゃんの頭蓋は、ゴムのような弾力性がない柔らかさのため、一度頭蓋が斜頭症の変形をすると自然に元の形に戻るのは難しくなります。この現象を塑性変形または残留変形といいます。

変形の性質上、赤ちゃんが頭蓋を骨折や頭蓋を損傷した時のような自身で正常な形に矯正する力、いわゆる自家矯正作用や自然治癒力が働きません。例えば、斜頭の形状のまま成長した2歳以降の頭蓋に対し、マッサージのやり方で変形した部分に伝わる外力を加わえたとします。しかし、頭蓋は通常の頭の形に骨が正しく湾曲したり、縮んだりしない不可逆的な性質になるため変形が矯正されません。同様に、頭蓋骨が成長した場合も変形は自然に矯正されません。

つまり、斜頭症の変形によって生じた頭蓋の出っ張りに対して、手で直接頭蓋を押して縮めることは難しくなります。そして、以下の理由から斜頭症の変形により現れた後頭の扁平部に対して、マッサージを含めた施術のやり方で後頭を膨らませたりすることは難しくなります。

後頭の扁平部は丸く膨らまない

扁平した後頭面の力の向きを矢印で示したイラスト

上記のイラストの右側後頭が扁平の斜頭症の場合、後頭に面した黄色矢印は左側の後頭に分布が偏っており、曲がり具合も左側の後頭に限局されています。一方、右側の後頭面はフラット面が長く、1本、1本の矢印が分布されず、均等で同じ力の方向を矢印が示しています。以上のことから、後頭の扁平部分と曲がり具合がきつい部分では押し出る力の分布が異なるので、変形をした後の見通しとして扁平の部分が自然に丸く成長しにくくなります。

したがって、斜頭症の扁平の部分に対して直接マッサージをしたり、手技を行い力を加えたり、引っ張ったりしても、丸く膨らますことは難しくなります。以下では、斜頭症の変形に対する調整のやり方を解説していきます。

斜頭症に対する2歳からの施術方法とは

応力の方向を矢印で示した頭のイラスト

当店では斜頭症や絶壁頭の変形を治すというよりも、左右の歪みを調整していくことが施術の目的になります。

左右の歪みが生じる原因は、頭蓋の位置を前後左右にずらすせん断応力が生じることです。右側斜頭症に変形する際に生じるせん断応力は、前頭が右方向へずらす歪みが生じると同時に、右側の側頭が前方向へずらす歪みが生じます。また、後頭が左方向へずらす歪みが生じると同時に、左側の側頭が後ろ方向へずらす歪みが生じます。以下では、左右の歪みを調整していくための方法を紹介していきます。​当店の施術の通い方についてはこちら

頭を穏やかに触れる

頭蓋の表面を調整する方法を矢印で示したイラスト

斜頭症の左右の歪みを改善していく方法として、穏やかに頭皮の表面を触れてる程度で調整を行います。力加減としては、赤ちゃんが1.7グラム未満、2歳から10歳ぐらいまでは1.7グラム程度、11歳以降は1.7グラムから2グラム程度の力加減で施術を行います。

1.7グラムの力を力加減を基準にしている理由は、歯に1.7グラムの力を持続的に加えると歯が動くからです。手のひらにペットボトルの蓋がのっている程度の重さが1.7グラムになります。また、年齢に応じて力加減を変える理由は、年齢を重ねると頭蓋に厚みが増すためです。

頭皮をアプローチする理由として、以下の3つがあります。

1. 頭蓋の応力抵抗が少なく済み、歪みにより頭蓋の位置を変えた調整が行えるため。

2. 歪みが生じる原因であるせん断応力は、頭皮に生じるため。

3. 頭皮の受容器の知覚情報から、頭蓋や頸の位置覚や運動覚を提供している可能性があるため。頭の整体施術における留意点はこちら

​歪みに対し左右の位置を合わせを行う

当店の斜頭症の形状に歪んだ頭蓋の位置を合わせていく方法は、穏やかに頭皮の表面を触れてる程度で、せん断応力が向かった方向とは逆行するような力を加えるやり方で調整を行います。

具体的には、右側後頭から右側側頭へ向かう扁平が生じる右側斜頭症の場合、左側の頭蓋の位置や左側の耳の位置を目標にした調整施術を行います。そのため、左側斜頭症の場合には右側の頭蓋や右側の耳の位置を目標にしていきます。なぜ一方の側の頭蓋を基準にするのかというと、一方の側の耳の位置と比べて、扁平になる側の耳の位置の方が大きく位置を変えるからです。

しかし、歪みが強いことで基準としている側の頭蓋の位置や耳の位置を大きく変えている場合は、先に扁平が起きている側の頭蓋や耳の位置を改善させてから基準にしている側の頭蓋や耳の位置の調整を行います。以下では、斜頭症の歪みを改善するための頭蓋各部位の施術方法について解説していきます。

側頭の施術

ベッドに座り頭の施術を受けている子供

左右の側頭の位置を合わせるための施術方法として、側頭骨は板状に近い円形のため、前側から後ろ側へ円を描くように調整を行います。左側斜頭症の場合は、両手で側頭と頭頂を触れ、左側の側頭と頭頂の前側から耳の後ろ側の乳様突起や後頭へ向かう力を加えます。

前頭の施術

前頭の施術では顔の調整を行うというより、側頭や前頭の調整を行うことで、顔の捻じれ応力を生じさせないようにすることが施術の目的です。

前頭を中心の位置へ移動させる施術方法は、右側斜頭症により前頭が右側の方向へずれて右側前頭が突出した歪みが生じた場合、ふくれあがる前頭の形に沿うように触れて、右側の前頭から左側のこめかみへ向かう力を加える調整を行います。

扁平が起きていない側の施術

頭の施術を受けている大人

斜頭症は、一方の側の後頭に扁平が起きている場合、反対側の側頭と後頭が横方向と後ろ方向にずれる歪みが生じことで突出する可能性があります。

突出した頭蓋を中心へ調整する方法は、左側の側頭と後頭が突出している場合、頭を右側に傾けて片手で左側の側頭を固定しながら、左側側頭と後頭から外後頭隆起の位置へ向かう力を加える調整を行います。

併せて、左側の後頭を固定しながら、左側の側頭から左側のこめかみに向かう力を加える調整を行います。

短頭症が共有した施術

短頭の施術を受けている子供

短頭の改善を目的とした施術方法は、両手で左右の側頭から頭頂を覆うように触れて、外後頭隆起の位置に向かう力を加える調整を行います。また、斜頭症に対する施術方法は、片手で頭蓋を固定しながらもう片方の手で突出した側頭と後頭を外後頭隆起に向けて力を加える調整を行います。

斜頭症に対する施術は定期的に受ける

斜頭症の歪みの改善には定期的な施術と回数を要します。

お子様の場合、成長を利用した施術のため頭蓋の発育に合わせて定期的に歪みの調整を行います。10歳未満のお子様は、3,4週から月1回のペースで施術を行います。その理由は、お子様は1週間に1回のペースで施術を行った場合に、歪みを調整した後の頭蓋の発育が見込めないためです。このことから、子供の頭の施術は効果を考え間隔を空けて行っております。

また、年齢を重ねると基本的に頭蓋の動く範囲が徐々に小さくなるため、10さい以上の方は2週間から3週間に1回のペースで施術を行います。大人の方は2週間以内の間隔で調整を行います。施術の回数として15回から25回程度の回数をご検討してみてくたさい。

施術の姿勢

母親の補助を受けながら頭の施術を受けている子供

頭蓋の施術を行う際、年齢によって施術の姿勢が異なります。基本的に2,3,4歳は、ベッドや椅子に座った姿勢で施術を行います。5歳以上は仰向け姿勢で重力を加えて施術を行います。頭蓋が成長により強度が増し、調整できる範囲が少しずつ狭くなるからです。そのため、うつぶせ中心の姿勢は斜頭症の扁平部分に対し、後頭へ向かう重力を加えられないので極力避けていただきたいです。

​施術の流れについて

1. 初回時にお名前と生年月日、年齢、ご連絡先の記入をお願いしております。産後からの頭の形の経緯などのお話を伺い、施術者が目視で頭の形のチェックをして歪みの評価を行います。

​2. 開始前に施術者が頭を触れ、現状の頭の位置関係や頭の調整の仕方を保護者様にお伝えをして施術の開始となります。2回目以降も同じ流れになります。

3. ※お子様が少しでも落ち着いて施術を受けて頂きたいので、保護者様に抱っこをお願いしたり、お子様と向き合い寄り添っていただくことがあります。※同じ姿勢を維持するのが困難な場合がございますので、お子様は絵本や玩具をお持ち頂いたり、スマホ等の画面を見ながらの施術も可能です。

4. 耳の位置の左右非対称が気になる方は、メジャーでの計測が定期的に行えますのでお申し付けください。

5. 2回目以降の経過につきましては途中経過の検査が行えません。そのため、施術者が頭蓋を触れた時の感覚により左右の位置関係をお伝えするか、お客様の目視による判断になります。​

6. 当店は診断行為が行えません。斜頭の変形やゆがみの度合いを病院ではおそらくこの程度と言われるのでは?と推測のお伝えは出来るのですが、施術前後の斜頭の形状をアプリの使用や写真撮影をし、お客様にビフォーアフターを見せしたりする行為が行えません。​よろしくお願いいたします。

留意して頂きたい10項目

1. 施術時間が30分を越えると頭や身体に負担がかかりますので、時間の延長は行っていません。

2. 施術後の変化や経過には個人差があらわれることをご理解ください。頭のゆがみ方、頭蓋の強度、頭蓋の発育の仕方、年齢、性差により頭の柔軟性や動きが異なるためです。

3. 1回の頭の整体施術で頭蓋の調整できる範囲は1mmから3mmとなります。そのため、歪み具合が強い程、左右の耳の位置を対称に近づけていく調整に回数を要することが予想されます。
4. 施術を受けるペースが40日を越えてくると、調整した位置が元に戻りやすくなるリスクになります。
5. 頭の発育がゆっくりな場合は、通常の施術の期間より回数を要します。
6. 他の病気の合併症から斜頭症の変形が現れている場合は、施術の回数を要するのと要しても動かない場合や固定されない可能性があります。
7. 大人の方の頭蓋は、縫合の閉鎖に個人差が生じたり頭の形が80代まで不変ではないため施術で動きますが、子どもと比較して施術での動く範囲が狭くなる可能性があります。そのため、大人の方は施術回数が長期間を要する可能性や要しても動きがつかない可能性があります。特に30歳以上55歳以下の男性の場合、女性と比べ頭蓋に柔らかさが少ないことや厚く強度があるため、歪みの改善が難しい場合があります。
8. 施術後に疲労や頭痛やめまいが一過性の反応として出ることがごく稀にあり、施術者は手の力加減に注意をします。

9. ウイルス感染リスクを少なくするため、黙々と施術をする事があります。施術者も飛沫予防のため、マスクとフェイスシールドを着用して施術を行います。施術の際に施術者とお客様との距離感が近くなる対策としまして、新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの粒子に対応した空気清浄機を設置しています。

10. 整体を受ける方の体調が不良の場合、施術の効果が低減する可能性がありますので体調管理をお願いいたします。​​

下記の5つの施術方法と異なります

下記の施術方法は、斜頭症や絶壁頭に対する調整が難しいため行っていません

頭部の指圧あんまマッサージ治療。ヘッドスパや血行を促すマッサージ。頭部のリラクゼーション。適度な力加減や気持ちいい力加減で頭を揉んだり、押したり、もしくは強めを希望する手技。頭の緊張を緩めたり、ほぐす施術。美顔マッサージ、小顔矯正、頭や顔を大小に変化させる施術。

​斜頭症が子供の運動発達に与える影響とは

斜頭症の変形が2歳以降も持続すると、頭蓋から付着する骨格筋に影響を与えることで、姿勢の保持や体幹、体肢の粗大な運動、手指の微細な運動などの運動発達に遅れが生じる可能性があります。斜頭症の形状が頸に負担をかけてしまい、神経運動器協調の機能を低下させることが原因です。

神経運動器協調とは、身体の各部位に存在するメカノレセプターから情報を得ることで筋肉が協調し合い、筋肉の運動する部分が正常パターンで動くことを言います。人間は左右対称の頭の形の情報を脳に送り続けることで、脳は頭の状態と頭の状態に対する身体の状態の関連性を把握しています。また、体幹の筋や腱の情報が中枢神経に伝達され、頭の形に対応した筋肉の緊張や収縮が行われます。人間は立ち姿勢や身体の動作で姿勢が変化した際にも、頭が傾かずにいられます。頸の関節のメカノレセプターが頭の位置情報を収集すると、頸の関節位置覚や運動覚が認識をして頸の左右の筋肉が協調することで、頭が傾かないように制御をして頭の位置を固定しているからです。

​以下の原因で頸に負担がかかり、身体の各部位に存在するレセプターの機能が低下することで、神経運動器協調の機能を低下させるため解説していきます。

​頸の関節メカノレセプターの機能が低下する

斜頭症の形状に対する頭の位置情報を頸の関節メカノレセプターが収集すると、頸の位置覚や運動覚の認識が通常の頭の形状や位置と異なります。そうすると、左右の頸の筋肉の協調が異常パターンに作動し、頸の筋緊張や筋収縮に左右差が生じます。結果として、頸の関節メカノレセプターに負担がかかり位置覚や運動覚の機能が低下することで、頭が左右どちらかに傾いてしまいます。人間は頭の傾きを制御出来ないと立ち姿勢の安定性を欠くため、身体の姿勢不良に繋がります。

足底メカノレセプター機能が低下する

斜頭症の変形をもつ2歳から10歳くらいまでの子供は、顔を正面にしたあおむけ姿勢で寝ることが難しくなります。なぜかというと、あおむけになった際に成人に比べ胸板が薄い子供は、一方の側の後頭の突出変形が床に当たりやすくなることで頸と両肩が浮きあがってしまうからです。結果として、後頭の斜め扁平面に沿って床面に接することで頸と両肩が浮きあがりを回避出来るため、仰向け寝は頭のみが横に傾いた姿勢になります。日常的に頭が傾いた寝方は頸椎や頸の筋肉が捻じれるため、頸の関節位置覚の機能低下が起こります。そうすると、左右の頸の筋肉に協調的な活動が行われず、立ち姿勢の際に頭の傾きを制御出来ません。

そして、頭が傾くことで身体の重心の位置が移動するため、両足の足底に均等に体重が乗らず両足の母趾でしっかり地面を捉えられなくなります。そのため、両足底で身体を支えるための情報源となる足底のメカノレセプターに的確な身体の情報を伝えられません。足底メカノレセプターの情報量が少なければ、上半身の姿勢を制御する下半身の筋肉操作が正常に作動しないため、各関節に緩みが生じ各関節が不安定になるため身体に歪みが生じます。

神経運動器協調が低下すると

1. 頸の関節メカノレセプターの低下により左右の筋肉の作用に異常があると、身体の左右一方の側の筋肉で体幹を固定しながら、もう一方の側の筋肉に力を十分伝えることが出来なくなります。そうすると、立ち座り姿勢が傾いてしまうことで、姿勢を保持しながらの鉛筆や箸が器用に使えなかったり、スポーツの際に空手でジャブを打ったりやサッカーでボールを蹴る際に威力が弱まったりします。

2. 足でしっかり地面をつかむことで姿勢の制御をして、身体の情報を得ている足底メカノレセプターの機能が低下し安定した姿勢を維持出来ないと、自分で姿勢を直そうとしても反り腰になってしまったり肩が巻き込んでしまいます。また、片足立ちが不安定になったり、ぎこちない歩行や走行なったり、野球でフォームが乱れたままボールを投げることで肩や肘に負担をかけてしまいます。そして、もし転倒しそうになった時に筋の作動が遅れるため、身体の各部分の関節の損傷に繋がるリスクになります。

そのため、神経運動器協調の機能低下は、子供の身体が成長する時期の運動発達に影響を及ぼすことで、理学療法の領域に問題が発生します。以上のことから、斜頭症を発症した場合は、なるべく早めに施術を受けることが重要であると考えられます。

​斜頭症についてのまとめ

このページでは主に、斜頭症とそのマッサージのやり方について、2歳からの斜頭症の施術方法について、当店の施術の通い方について、子供の運動発達に与える影響について解説しました。

​​​頭蓋の発育は1歳半頃が急激で2歳以降はゆっくりとなり、7歳で成人の90%の容積に達し、早ければ小学生高学年のあたりで成人の容積に達します。そのため、斜頭症の変形が2歳以降持続しても、早期であれば頭蓋の成長や発達の余地を残しています。その時期に、左右の歪みに対する調整施術を行い、後頭面にかかる力の向きを少しでも変えていくことが重要と考えます。結論として、斜頭症は変形の性質上の理由から自然に解決することが難しく、年齢を重ねていくことで頭蓋に厚みが増し耐性をもつため早めの施術が望まれます。

当店は​疾病や疾患の治癒を目的とした矯正や治療や療法とは異なり、頭部の整体施術のサービスを提供する店舗になります。ご理解の程よろしくお願いいたします。​プライバシーポリシーはこちらから

​ご予約・アクセス・営業時間

JR中央線西八王子駅から徒歩3分

1. 西八王子駅改札を出て右側の階段をおります。

2. 階段を降りて、左側の薬局とサンドイッチハウスメルヘンの間の道を真っ直ぐ進みます。

3. 左側に自転車置き場が見えそのまま進みます。

4. ココ壱番屋が見え当店舗が入っている建物になります。

5. ※ココ壱番屋の線路沿い側に進みココ壱番屋とTIME美容院の間にある階段を登り、3階左側に進むと当店があります。​

※エレベーターがございませんのでお気をつけてお越しください。※ベビーカーでお越しの際は店舗の中に収納スペースがあり持ち込みは可能ですが、エレベーターがなく階段を登る運びとなり持ち運びがとても大変です。来店前にご連絡いただければ、下まで降りベビーカーの持ち運び致します。ご来店の際は抱っこひも等の来店をオススメいたします。お車でお越しの際に店舗専用の駐車場がありません。お手数ですが店舗最寄りのコインパーキングのご利用をお願いいたします。申し訳ございませんが駐車代金はお客様のご負担になります。

営業時間 10時から18時

完全予約制 17時枠最終受付

ご予約・料金・施術時間・キャンセルポリシーはこちらの予約サイトから
現在、お電話での予約は承っておりません

店休日 水曜日 木曜日

当店舗は主に施術を行う施設となるため、予約状況に応じては電話の対応が行えない場合がございます。ご理解の程お願いいたします。

電話番号 042-629-9527

 atamarartisan@gmail.com

​プロフィール

柔道整復師 施術者 山本 諭

頭蓋の変形に対し、解剖学や材料力学の分野を取り入れた施術を行っています。接骨院や治療院にて赤ちゃんや子供や大人の方へ斜頭や短頭や長頭の施術に携わり、約20年で4万回の施術を行った経験値を生かし、2021年11月に頭の整体を行う事業者として開業し現在に至る。​よろしくお願いいたします。​​​

参考文献

​大場弘  本多直人."第一次呼吸機序の研究 頭蓋内圧変動の測定から"一般社団法人 日本カイロプラクティック徒手医学会(JSCC) .2020/10/16/ 1-9-13.pdf (jsccnet.org)(参照2022-02-27)日本カイロプラクティック徒手医学会誌voi.1(2000)

原著論文 第一次呼吸機序の研究 頭蓋内圧変動の測定から 大場弘 本多直人 

井原秀俊「関節トレーニング 改訂第2版-神経運動器協調訓練-」株式会社協同医書出版社(1996)

著者 L.P.ガードナー J.L.ハイアット 

監修者 石村和敬 井上貴央

​「最新カラー組織学」西村書店(2003)

M モンテッソーリ著 釈者 吉本二郎 林信二郎「モンテッソーリの教育 0歳~六歳まで」株式会社あすなろ書房(1999)

​森於菟 小川鼎三 大内弘 森富「分担解剖学1総説 骨学 靭帯学 筋学」金原出版株式会社(1950)

家森百合子 神田豊子 弓削マリ子「《別冊発達3》 子どもの姿勢運動発達」株式会社ミネルヴァ書房(1985)

青木徹彦「例題で学ぶ構造力学Ⅰ-静定編-」株式会社コロナ社 (2015)

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