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乳幼児・小学生・中学生・高校生・大人の頭のメンテナンスのやり方

「あたまぁる」では東京都八王子市にて、赤ちゃん・幼児・学生・大人の方々に、頭のメンテナンスを提供する事業をしています。

 

ご予約につきましてはこちらをご覧ください。

【頭のメンテナンスとは】

​頭に無理な圧はかけないケア

頭蓋骨の健康な状態を保ち、身体が成長・発育する過程において、呼吸に伴う頭蓋骨の運動を定期的にケアする「健康維持・予防ケア」です。民間療法になります。

実は、人間の頭の骨は、呼吸に合わせるように、ほんのわずかに小さく動いています。

この「頭の自然な動き」がスムーズにいかないことが、頭の見た目の問題につながってしまうことがあります。

※当店では、手の圧で無理やり頭の形を変えるようなことは絶対にしません。それは大切な頭にとって、とても危ないことだからです。

私たちがしているのは、頭の呼吸や自然な動きがのびのびとできるように、呼吸に合わせた心地よい動きをサポートすること。

 

動きが良くなることにより、赤ちゃんやお子様が自分自身の力で、「頭蓋骨が本来の成長に戻ろうとする力」をそっと引き出していきます。

 

1回1回のケアでは、頭蓋骨を常に保つことで、頭蓋骨が非対称のまま成長していくことを「予防」することが目的となります。

赤ちゃんもメンテナンスを受けられていますが、主にヘルメット治療期間を過ぎた1歳過ぎ~5歳や小学生を過ぎてメンテナンスを受けられているお子様が多いです。

​基本的なやり方

基本的な方法としては、年齢(月齢)・成長と共に変化する、頭蓋の構造・形状・強度・剛性に関わらず、両手のひら全体で頭の左右の頭皮の表層を包み込むように持続的に触れます。そして、呼吸に伴う胸郭(肩周り)の動きを見ながら頭蓋の変動を感じとり、変動に応じて頭皮の表層に微弱な力を加えていきます。

 

※息に合わせて、ほんのわずかに小さく動いている頭の骨をケアしていくことから、見た目は両手で頭の左右を持続的に触れているのみに見えます。

 

※基本的には触れている手を無理に動かしたりはしません。頭蓋骨が呼吸をしやすくなるように、両手で皮膚の表面を持続的に囲っているのみです。

 

※頭を(頭蓋骨を)「押したり、揉んだり、なでたり、掴んだり、動かしたり」などの機械的な刺激を加えたりする「物理的な力を加える施術」とは全く異なります。

 

※また、頭の骨格のバランスを整えたり、頭の骨格・皮膚・筋肉・腱膜を丁寧にほぐしたりして頭部への血流を良くしたり、体の不調を取り除いたりする手技とは全く異なります。

​生後4か月から開始する

​頭のメンテナンスは、赤ちゃんの頸がすわりはじめて、頭の骨と骨とが接している部分が強くなる「生後4か月」から開始します。

​皮膚が白くならない力で行う

頭のメンテナンスは、年齢にかかわらず、手指で手の甲(前腕)を押して皮膚の色が白くならない程度の力」で頭を触れて呼吸のケアを行います。

例えば、「手指で手の甲(前腕)を押して皮膚の色が白くなる程度の力」で頭を触れるとします。そうすると、手の平や足の裏以外の皮膚は非常に薄く、また、頭皮の内層にある頭蓋骨を覆っている筋肉や帽状腱膜も非常に薄いため、刺激は頭蓋骨に到達します。

​頭蓋骨に刺激を与えないように行う

​頭のメンテナンスは、頭蓋の平面(皮膚面)と直交した頭蓋骨へ向かう刺激を与えないように行います。

頭蓋は、15種23個の頭蓋骨のパーツと顔面骨で構成されています。

内力(応力)が発生しないように行う

扁平な頭蓋骨の表層には緻密な骨膜が存在します。また、頭蓋骨の下の層には硬膜が骨膜の役割を果たします。そのため、頭蓋に外力が作用すると、骨膜が脳を守ります。

 

材料力学の視点で言うと、手による刺激が頭蓋骨に到達すると、脳を保護するために、頭蓋骨から手の力と同じ力の「内力」が発生し、頭蓋骨が動いたり・凹んだり・膨らんだり・壊れたり・位置が動いたりしないように抵抗します。

 

そのため、頭蓋の構造が完成されている大人であれば、手で頭蓋骨をある程度強く押しても「骨のパーツ自体」は動かないこと(骨は曲がったり、たわみが生じたり、凹んだり、真っ直ぐになったりしないこと)が考えられます。

 

それらのことから、大人の頭蓋と比べて、骨の「厚み、密度、強度」が成長途上である成人より下の年齢の頭蓋であれば、手の圧力に対して内力が負けてしまう可能性が考えられます。

 

その結果、頭蓋骨に新たな変形が生じる可能性は0ではありません。

 

なお、内力が発生した際に、内力は抵抗するだけではなく、意図しない方向(四方八方)に向かいます。そのことから、手で押している骨とは別の骨のパーツに変形が生じる可能性は0ではありません。

 

内力は別の言い方をすると「応力」と言います。応力は英語で stress(ストレス)と訳します。ストレスは、物理的な力による内部の負担を指します。

​頭蓋骨を動かさないように行う

頭蓋を構成する、頭蓋骨の部品(パーツ)と頭蓋骨の部品とが接合している部分を「縫合」と言います。

​弾力が発生する

​基本的に骨のパーツ自体を手で押しても骨の形は変わりません。

 

ですが、押して頭蓋骨に刺激が到達したときや、皮膚・筋肉・骨にずらす力を加えたときに、骨のパーツが組み合う「縫合」の部分が基点となり、頭蓋骨はわずかに動いて(移動して)「骨の位置」を変えます。

 

※頭蓋骨が動くことにより、骨の位置を変えることを偏位と言います。

そのことから、手の力の強弱にかかわらず、頭蓋を押して刺激が頭蓋骨に到達すると、頭蓋骨にはわずかな偏位(動きの遊び)が生じます。※押す場所にもよります。

 

そして、手で頭蓋を押したり、ずらしたりしている部分から手を離すと、「弾力」が発生して、頭蓋骨は元の位置に戻ります。

 

そのことから、縫合が骨と骨とが嚙み合って接合(骨結合)している「大人の頭蓋」を手で押しても、基本的には「弾力」が生じて元の位置に戻ります。

​弾力が生じないように行う

成人未満の頭蓋であれば、骨と骨とが接合する縫合部が嚙み合う成長途上です。

 

仮に、手による刺激が頭蓋骨に伝わったときに、弾力する限度(弾性限度)を超えてしまうと、手の力を取り除いても、頭蓋骨が偏位をしたまま元の位置に戻らない可能性が考えられます。

また、骨と骨との接合部(縫合部)の結合組織(骨組織)に、負担をかけてしまいます。

 

それにより、頭蓋骨に新たな歪みを与えてしまう可能性が考えられます。

 

そのことから、手で頭蓋の皮膚・筋肉・骨にずらす(移動する)力を加えたりしないように行います。

​血圧が発生しないように行う

手で頭を押して刺激が頭皮を通過して頭蓋骨に刺激が到達するということは、頭蓋に1mmHg以上の血圧がかかっていることになります。

 

そうすると、手の力で、血の流れを変えていたり、止めていることになります。

 

※血圧1mmHg=水銀を1mm押しあげる圧力=1.33hPa(ヘクトパスカル)=500円玉が頭に乗っている重さ=約7g

 

つまり、1mmHg以上の手の圧力が頭蓋内に向かって作用するということは、頭蓋骨に「マッサージ」や「矯正」をしていることになります。

 

※人間の頭蓋は、外圧と比べて内圧の方が高い状態が常に保たれています。

 

頭蓋内から常に生じている内圧を考慮したときに、手の圧力により、内圧と比べて外圧の方が高い環境をつくってしまうのは、たとえ数秒であっても好ましくありません。

 

そのことから、頭を触れている際には、極力1mmHg以上の手の圧力をかけないようにしていきます。

 

それにより、呼吸に伴う頭蓋骨の運動リズムを抑えないようにしていきます。

​手のひらや指の腹で頭を触れて行う

​指先で頭を触れないように行う

例えば、ペンの先は尖っているので字が書けます。そのため、指先で頭を触れたり頭を手先で掴むように触れて施術(ケア)を行うと、手の掌や指腹で頭を触れているのに比べて指先に圧力が集中することから、頭蓋骨に作用する手の圧力も数倍になります。

 

また、粘土を指で押すと、粘土は指の形に凹みます。つまり、頭を指先で触れると、指先に圧力が集中し、頭蓋骨を凹ます力が作用していることになります。

 

そのことから、頭を触れる際には、手掌(手のひら)全体、もしくは指腹で触れていくことを心掛けていきます。

​乳幼児の施術(ケア)について

乳幼児の頭蓋は、外からの刺激(衝撃)に対し、大人とは異なる脳の保護の仕方をします。

 

乳幼児の頭蓋は、頭皮や頭蓋骨の厚みが大人と比べても圧倒的に薄く、内部では「泉門」が存在し、頭蓋骨の骨と骨とが接合する「縫合」の部分は、大人と比べて嚙み合った連結をしていないため、連結構造が非常に軟弱です。

 

そのことから、乳幼児の場合、頭蓋骨が接合している「泉門」と「縫合」が振動を和らげることで脳を保護したり、呼吸に伴う頭蓋の変動を調節したりするダンパー装置と似た役割を果たします。

​泉門と縫合に応力が集中する

例えば、「切れかけの消しゴムや紙」を手で裂いたときに、まずどこから裂けていくのかというと、切れかけの部分から裂けていきます。この現象を「応力集中」と言います。

 

そのことから、乳幼児の頭蓋骨に向けて手の外力が作用した時に、まず内力(応力)は頭蓋骨の骨と骨とが接合している「縫合」や「泉門」の部分に集中します。

 

つまり、手指で手の甲を押して皮膚の色が白くなる程度の力で、乳幼児の頭蓋を押したり動かしてしまうと、縫合や泉門の組織に大きな負担を与えていることになります。

 

その際、指先で頭を触れてしまうと、頭蓋が耐えられる限度(疲労限度)を簡単にこえてしまうため、応力が集中するスピードも早くなります。

 

そのことから、乳幼児の頭蓋骨に手の刺激を伝えてしまうと、泉門が閉じ縫合部が嚙み合った接合をしている大人と比べて、疲労限度を超えてしまう(頭蓋が耐えられない)おそれがあります。

 

その結果、頭蓋骨に新たな歪みを与えてしまう可能性が考えられます。

また、赤ちゃんの頭皮は、非常に薄く、たるみのない(張りがある)状態なので、非常に敏感な場所です。

 

そのことから、たとえ頭蓋骨に刺激を加えず優しくソフトに皮膚や筋肉や帽状腱膜を動かしたとしても、赤ちゃんは痛みを感じてしまう可能性があります。

 

また、髪の毛がある赤ちゃんの髪をかきあげるだけでも痛みを感じてしまうおそれがあります。

 

新生児~乳児の頭蓋は「特に柔らかく、剛性が低く、粘土のような質(粘性)を持ち合わせている」ため、それを利用して「マッサージをしたり」「動かしたり」「整えたり」「矯正をしよう」と考えがちですが、それは頭蓋骨・泉門・縫合の組織に負担をかけている他ならないので、構造を考慮した方法ではありません。

 

そのことから、乳幼児の頭のメンテナンスを行う際には、「手指で手の甲を押して皮膚の色が白くならない程度の力」で両手のひら全体で頭を触れることを心掛けて、頭皮・筋肉・骨を動かさないように呼吸の動きをケアをしていきます。

​大人の施術(ケア)について

大人の頭蓋骨であっても、泉門が完全に閉鎖していない可能性や泉門の名残が存在している可能性があります。

 

また、骨と骨とが接する縫合が骨癒合していない部分が存在する可能性が考えられます。

 

そして、個々によっては、頭蓋骨の厚みが非常に薄い可能性も0ではありません。

 

そのため、手指で手の甲を押して皮膚の色が白くなる程度の力で頭のケアを行ってしまうと、強度が高く剛性が高いとされる大人の頭蓋骨であっても、手の力に頭蓋が耐えられず負けてしまうおそれがあります。

 

つまり、頭蓋の構造(各頭蓋骨のパーツの形やパーツの組まれ方やパーツの厚み)は個々で全く異なるのです。

 

そのことから、大人のメンテナンスをする際にも、赤ちゃんの頭を触れている時と同じ触れ方でケアを行います。

​外見からは頭蓋の内部は見えない

頭蓋の内部は、外からでは全く見えません。

 

たとえ、手で「泉門や縫合の場所」や「頭の柔軟性」を感じとれたとしても、頭蓋骨の構造がどうなっているのかまでは正確にわかりません。

 

そのことから、年齢にかかわらず、頭にマッサージや矯正などの手技療法で頭蓋骨に刺激を与えても、効果の予測が全くつかないのです。

 

また、内部が見えないにもかかわらず、頭蓋の骨に刺激を伝えてしまったり、むやみに動かしてしまうと、気が付かないうちに、頭蓋内部の組織・泉門・縫合・血管・神経・硬膜などに負担を与えているおそれがあります。

 

以上のことから、手の刺激が頭蓋骨に到達したり、手で頭の「骨、皮膚、筋肉、帽状腱膜」を無理に動かしてしまうと、頭蓋骨の呼吸を妨げてしまい呼吸のケアが行えません。

​頭蓋骨の呼吸のケアのやり方

人体を正面から見た時に、ほぼ左右対称に分けられます。

左右対称的である頭蓋骨は、胸郭の呼吸に合わせて、頭蓋の後頭骨や蝶形骨が基点となり、左右の頭蓋骨を構成する各パーツが協調し合います。

 

そして、息を吸った時に、向かい合う左右の頭蓋骨(左右の前頭・側頭・後頭)が、左右横から頭蓋骨の中心に「収縮」する運動と、

 

息を吐いた時に、頭蓋骨の中心から左右横に向けて「膨張」する運動を行います。

 

 

また、息を吸った時に、オデコの中心が突出する運動と、後頭部が前方への収縮する運動(頭蓋全体が前方へ移動する運動)と、

 

息を吐いた時に、オデコが中心から横に広がる運動と、後頭部が後方への膨張する運動(頭蓋全体が後ろへ移動する運動)が行われます。

 

呼吸の比率は、通常息を吸うのが1(1~2秒)に対して、息を吐くのは2(2~4秒)になります。

 

つまり、人間は、1:2の割合での呼吸が行われます。そして、リズミカルに呼吸を繰り返します。

 

その際、頭の収縮と膨張は、

 

『1の間に頭の収縮:2の間に膨張』

 

が行われます。

しかしながら、頭蓋骨が左右非対称の形態であれば、左右の頭蓋骨のパーツは協調せずに、本来の呼吸とは異なる動きを取る場合があります。

 

例えば、息を吸った時に、左右の頭蓋骨は、本来収縮しなければならないにもかかわらず、頭の左右の動きが横方向に膨張する動きにシフトしてしまう場合があります。

 

また、後頭部に曲面がなく斜めの後頭部形態であれば、息を吸った時に右側のオデコと左側の側頭部の運動が大きくなってしまい、息を吐いた時に斜めの後頭部の運動が小さくなる場合があります。

 

その際、頭蓋の非対称な運動に連動して、首に傾く動きが見られたり、片側の肩が前に巻き込む動きなどが見られる場合があります。

 

そのため、頭のケアをする際には、基本的に「1:2の呼吸の割合」に合わせて皮膚の表層に微弱な力を与えて、左右の頭蓋骨で起きている運動のケアしていきます。

 

※頭蓋骨の呼吸の動きに合わせて「頭蓋の皮膚・筋肉・腱膜・骨・結合組織を動かす」ものではありません。仮に、動かしてしまうと縫合に応力が生じ負担をかけてしまうことや、頭の左右の呼吸の働きに左右差が生じる可能性があるからです。

 

仮に、頭を触れた時に受けられている方の呼吸が1:1の割合であった場合は、1:2の割合で頭蓋骨の膨張と収縮が左右の頭蓋骨でバランスよく行われるようにケアしていきます。

 

1:2の割合でリズム運動が行われた方が、後頭部の膨張する運動時間を長く得られるからです。

※基本的にお子様は後頭部の成長がゆっくりであるため、少しでも後頭部に膨張する協調運動が起きてほしいのです。

 

※例えば、自身の両手で自身の頭を抱えながら呼吸をすると、呼吸のしずらさを感じとることができます。

つまり、頭蓋に1mmHg以上の手の圧力をかけてしまうと、頭蓋骨の呼吸を抑制してしまいます。

 

そのことから、頭の骨の呼吸をケアする際には、1mmHg未満7g未満)の手の圧力で行います。

 

※無意識な呼吸と意識した呼吸とでは、呼吸(息を吸ったとき・息を吐いたとき)に伴う頭蓋骨の膨張収縮の法則が異なる場合があります。

 

また、呼吸の割合・リズムには個々で異なります。そのため、頭のケア受けている方の、その時の呼吸に伴う頭の動きの法則や特徴に合わせてケアを行います。

​赤ちゃんの場合

赤ちゃんの場合は、頭皮と骨の厚みが非常に薄く、呼吸のリズムが比較的に早いです。

 

しかしながら、幼児や大人と比べて頭の呼吸の動きの大きさを触知しやすいです。

 

そのことから、無理に頭皮・筋肉・骨を動かさず、胸郭の動きを見ながら、両手で頭の左右の表皮を包みこむようにして、手のひらと赤ちゃんの頭皮の表面が触れ合うケアを持続的に行います。

 

なお、赤ちゃんが泣いている時の頭の呼吸の動きは、静かな時と比べてより大きくなることから状況に応じてケアをすることができます。

​幼児から大人の場合

幼児になると、頭蓋の骨と骨とが連結している泉門や縫合が徐々に強固になります。

 

そのことから、年齢を重ねていくと、赤ちゃんの頭蓋骨の呼吸の動きと比べて動きが小さくなります。そのため、幼児を過ぎてくると、頭蓋骨の運動を触知しにくくなります。

 

しかしながら、身体全身は息を吸った時に緊張し、息を吐いた時にはリラックスします。

 

そのため、幼児から大人の頭蓋をメンテナンスする際には、まず胸郭の動きを見ながら両手で頭の左右の頭皮の表面を持続的に触れます。

 

そうすると、頭の呼吸の収縮と膨張の動きによって、次第に頭皮の緊張が取れていくことから、頭蓋骨の運動を感知することができます。

 

そして、頭蓋骨の運動に合わせて頭皮の表層に微弱な力を加えていきながら、頭の呼吸をケアしていきます。

 

ケアの受ける際の姿勢はこちら。

​頭頂部のケアのやり方

​両手全体で、左右の頭頂部の曲面や平面の皮膚の表層を触れます。

 

もしくは、後頭部の上側の頭頂部を後頭部から両手全体で包むように触れます。

 

その上で、息を吸った時の運動、息を吐いた時の運動に合わせて、頭頂部から後頭部にかけての曲面や平面の流れに沿って表皮に微弱な力を与えて、頭頂部や後頭部の呼吸の動きを促していきます。

​後頭部のケアのやり方

後頭部は、頭蓋骨の呼吸の動きの基点(土台)になります。

 

年齢にかかわらず、まず片手全体で後頭部の表皮を触れます。そして、もう片方の手全体で前頭部や左右の頭頂部、または片側の頭蓋の表皮を触れます。

 

その上で、呼吸に伴う胸郭の動きを見ながら持続的に触れているか、頭蓋骨の前後の運動に合わせて触れている表皮を微弱に動かしていきます。

 

それにより、後頭部の呼吸を安定させて行きます。

​側頭部のケアのやり方

まず、両手全体で頭の左右の表皮を触れます。

 

その上で、呼吸に伴う頭蓋骨の収縮の動きに合わせて、表皮に包み込むような力を微弱に加えていきます。そして、膨張の動きに合わせて、包み込んでいる手を解放するような力を微弱に加えていきます。

 

また、頭を側方から見た時に、脳を囲む頭頂部の上から後頭部の下にかけて、頭蓋骨は楕円の形状をしています。なお、側頭骨は扇状の骨の形をしています。

そのため、両手で頭の左右を触れて、頭蓋骨の前後の呼吸の動きに合わせて、頭蓋骨の楕円曲面に沿って覆っている表皮を前後に(扇状に)微弱に動かしていきます。

 

それにより、頭蓋骨の膨張と収縮、前後の動きを促していきます。

​マッサージ・矯正・整える行為について

頭蓋の「骨、皮膚、筋肉、帽状腱膜、神経」に対して、マッサージ、徒手矯正(頭蓋矯正)、頭の骨格のバランスを整える行為は、再建医学(Reconstructive Medicine)となります。

 

言い換えると、再建医学は、医師のみが行う医の行為の一種である「医行為(医療行為)」になります。

 

医師免許を持たずに「頭の形を変える行為」を称して業とすれば、「無免許医業」として、医師法第17条違反の取り締まり対象となるおそれがあります。

 

『医師法(昭和23年法律第201号)第17条 医師でなければ、医業をなしてはならない。』

 

【厚生労働省の「医行為」の解釈】

 

『医師法第17条に規定する「医業」とは、当該行為を行うに当たり、医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼすおそれのある行為(「医行為」)を、反復継続する意思をもって行うことであると解している。』

​医師であっても行わない

再建医学は、損傷や変形した骨、皮膚、筋肉、神経などの偏りや発達を「調整」することで再構築し、本来の機能を取り戻す要素を持ちます。

 

これらは「形を変える行為」であることに相違ございません。

 

また、頭の形を変える目的で身体全身を整えたりする行為も再建医学に含まれます。

 

しかしながら、医師は乳幼児や大人の斜頭症などの頭蓋骨に対して、マッサージや徒手矯正及び骨、皮膚、筋肉、神経などの偏りや発達の調整を行いません。

 

その理由は、それらの手技療法が、たとえ優しいソフトな施術(ケア)であっても医学的に効果が不透明であることや、どんな人が行っても人体に危害を与えるおそれがあることから、あはき法第十二条により制限されているからです。

​あはき法第十二条により制限されている

【あはき法第十二条】

 

『何人も、第一条に掲げるものを除く外、医業類似行為を業としてはならない。ただし、柔道整復を業とする場合については、柔道整復師法(昭和四十五年法律第十九号)の定めるところによる。』

 

第十二条の解釈は、

 

『何人も(どんな人であっても)、第一条に掲げるもの(あはき法第一条に掲げる業や行為)を除いた、「医業類似行為」と呼ばれる治療行為を業としてはなりませんよ。』

 

になります。

 

第十二条は「何人も」と規定していることから、たとえ「医師」や「国家元首」であっても、医業類似行為と呼ばれる疾病の治療行為(医行為であっても医師が行わない行為)を制限しています。

 

そのため、暗黙の了解で、頭の形を変える行為は、医療上通常行われません。

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