頭の施術は、なぜ期間が必要なのか
- 3月26日
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更新日:4月1日
その理由は、頭蓋骨の協調運動の仕組みにあります。
施術では、胎児~乳幼児の左右の頭頂骨の周囲には4種6か所の泉門、頭蓋骨の対向する骨と骨が連結する縫合という「連結間の繊維」と「縫合部の骨の再生」を利用して頭蓋骨の運動をサポートしています。
縫合の連結間は繊維であり、頭蓋骨の運動により伸び縮みします。そのため、運動を手で補助することで誘導された方向に縮み、逆のほうが伸びますが、縫合は一定の厚みを保とうとするので骨の吸収・再生が進みます。それを繰り返すことで、徐々に頭蓋骨のパーツが成長で動いていきます。
※そのため、毎日施術を行っても比例して1~2週間では頭蓋は成長しないため、成長で頭蓋骨は動いていきません。たとえ、頭蓋骨の成長が旺盛な赤ちゃんであっても1~2週間では成長しません。
そのことから、月に通う回数を増やしたからといって比例してゆがみが短期間で成長するわけではないため、「週1回」と「月1回」とでは成長度合いは変わりません。
また、たとえ優しい力で運動の補助をしても、1~2週の間に1~2回以上の頻度で施術を繰り返してしまうとオーバーワークになります。そうすると、泉門・縫合の繊維に内力が蓄積し頭蓋の構造は不安定になることで「後戻り」や「変形の悪化」のリスクもあります。
※なお、歯の矯正装置を装着している間の装置の調整による通院は、一般的には「1ヶ月に1回」程度の頻度で通院が必要になるとされています。また、ヘルメット療法の初回装着後のヘルメットの調整や経過観察も「2週間~1ヶ月」に1回程度の頻度で通院が必要とされています。
手による頭蓋施術では装置や装具による固定はされませんが、手による施術後の成長による頭蓋の構造の補強が必要となるため「1ヶ月に1回」程度の来店頻度になります。
それらのことから、短期集中型の施術は行っておりません。
骨の再生には時間がかかります。そのため、ゆがみが大きく頭蓋骨に正確な運動範囲が大きく求められれば長い施術期間が必要になるのです。
乳児~2歳前位までは脳の拡大や縫合の骨の増加が旺盛で頭蓋骨が動きやすいことから、幼児から施術を開始した場合と比べて期間は短くなります。そして、縫合の連結は成人に近づくにつれて、噛み合った接合をしていくことから年齢と共に徐々に動きにくくなるのです。
骨の代謝や形状が変化する成長は、年齢にかかわらず常に行われます。
そのため、幼年・若年層・中年層であっても成長を利用した施術が可能です。
しかしながら、頭蓋骨の拡大・形状が変化する成長は、年齢が若いほど旺盛であることから、なるべく早い時期から施術を受けられることをおすすめします。
いつ頃から、頭の成長がみられるのか
個人差はありますが、骨のリモデリング作用の周期の影響により、3~5回目ぐらいから成長が見られます。
施術を受けられているお子様の親御様からは、受けてから35日以上を経過すると「頭がうまく成長しているのか」伺うことがあります。こまかな頭蓋骨の運動を補助ができなくなることで施術がスムーズに進まないことが理由として挙げられます。
そのため、施術期間中に間隔が数か月空いてしまうと、骨のリモデリングのタイミングを逃してしまいます。そのため、ある程度形が整うまでは、20日~30日の間隔で施術を受けられるのがベストです。
こちらから無理におすすめすることはありませんが、歯の矯正もある程度の治療期間は必要です。できる限り早く終わらせたいと考えるかと思いますが、頭蓋の状況によっては、最後まで根気よく施術を行うことが必要になる場合があります。
当店では頭が少しでも成長で良くなればという思いで施術を行っているため、通う頻度と回数を推奨しておりますが、お子様の様子や親御様のご都合を見ながら施術を受けることも可能です。
